外壁塗装で失敗する人、成功する人

工事は自社の職人が直接行うか、他の業者に下請けに出すかで、仕事の内容は大きく違います。大手ハウスメーカー、有名リフォーム会社、工務店はほとんど下請けに仕事をやらせます。自社では職人を抱えきれないからです。

お客様は大手の企業に頼んだつもりでも、実際に仕事をするのは地元の専門職人です。お金が高くなるのは仕方が無いにしても、仕事の内容、責任感は希薄になり、責任の所在ははっきりしません。

最終的にはお客様が泣き寝入り、犠牲になる原因をつくります。

今、塗装業界はいろんな業種が入り、価格の競争が激しくなっています。薄利多売は、衣類や食料品など、またっく同じ商品なら競争もよいのですが、塗装となるとハッキリ言ってマイナスです。

理由は同じ製品と言うものでは無く、オーダーメードに近い仕事、製品だからです。同じ面積でも、築年数を始め、既存の材質、傷み具合、工法など内容は違います。薄利多売は、一棟でも多く、次々と仕事をこなさなければ利益は出ません。

当然粗雑になります。手を抜くことにもつながります。私が言うのも変ですが、手抜き工事は簡単にできます。

名刺を貰ったが尋ねてみたらマンションの一室だった。立派な保証書があってもクレームのために電話したら「現在使用されておりません」と所在不明な業者などの話しが後を絶ちません。

地元で何年やっているといっても、クレームの電話を入れたら逆切れされた。これでは話にもなりません。でも大変残念な話ですが、すべて現実なのです。地元密着型といっても車で2～3時間もかかる場所ではアフターもしっかりやってくれるか心配です。