外壁塗装の修理・補修その23(外壁塗装の実際と豆知識)

サイデング外壁透明塗装時のシーリング(コーキング)は先か後か
サイデング外壁でもいろんな模様があると言いましたが勿論材質もそれだけ違います。その中で高意匠で多彩色の外壁材はクリヤー塗装の要望が多く寄せられます。それは一目瞭然で通常の塗装ではその多彩色を塗りつぶしてしまい折角の高意匠デザインが台無しになるからです。さてクリヤー塗料の話にもどりますが、どの塗料メーカーでもクリヤー塗装の場合は塗装後に行う事を勧めています。それは新規のシーリングの上にクリヤー塗装膜の付着率は悪いからです。塗料が付着しないとその部分から塗装膜が剥離してシーリング以外の塗装膜に悪影響を与えるからです。またこのクリヤー塗装膜には艶のあるなしがありますが、艶のある塗料が長持ちをすると言う話は以前させていただきました。なぜ艶のない物の要望があるかと言うと風合いが違うからです。艶のあるものはテカテカとして嫌がるお客様が多いのも事実です。

サイデング外壁塗装時のシーリング(コーキング)は先か後か?
最近の外壁はサイデング外壁が多く見かけます。それはハウスメーカーの工期の関係にもよりますが、実際に耐久性も良く費用的にも軽減出来表面の模様?も多種多様なものが造られているので選択肢もいろいろあるので抵抗なく選ばれています。この外壁の弱点はシーリングにあります。シーリング材はゴム系で柔らかくその分太陽の紫外線に弱く脆くなると割れたり欠損したり、その部分から雨水のしみ込み、侵入、浸透を招きます。そうなれば丈夫な外壁材でも反って来たり剥離して家の寿命を縮めてしまいます。問題はこのサイデング外壁を塗り替える時にシーリングを後にするか先にするかですが、最近のシーリング材はノンブリードタイプが多く出回り常識的にはこのタイプを使用すれば後でも先でも構いません。もう一つこのシーリング材は紫外線に弱いと先ほど言いましたので塗装の前にシーリング材を打ち換える事でその上に塗料を塗ると紫外線を防ぐ作用にもなります。またシーリング材を新規に打ち換えないで増し打ちと言って既存のシーリング材の上に新たにシーリングを行う工法もあります。この場合も同様に先に増し打ちを行っても差し支えありません。まれにシーリングはそのままで塗装を行うケースもありますが、よほどしっかり大丈夫かを確認する必要があります。その場合は念のため既存のシーリング材に養生(テープで覆う)を行う必要があります。その理由は以前のシーリング材はノンブリードタイプでは無く可塑剤が入ったものが使われていたからです。このタイプは塗装した膜を犯し(溶かし)てしまいその上に埃やゴミが付着して折角塗装した外壁に黒ずみを付けてしまうもとになるからです。もう一つ外壁塗装をクリヤー行う場合があります。この場合は様子が違ってきます。ここで余り文章が長くなると読み手も飽きて疲れますので次回に報告します。


築10年経過したが外壁塗装の時期か?
「この地域は建売が殆どで最近近所の数軒が外壁塗装をしてその業者がお宅もどうですか?」と言ってきたが時期か判断できないので専門家に状態を見ていただきたいとの電話でお伺いしました。その地域は40棟ほどが同じような造りで高台にありました。陽当たりは良く、その分風も強く当たるのではないかと言うのが感想です。早速点検に入りましたが、見た目はサイデング外壁の状態は良く、屋根も建物が低い位置にあるため一望でき状態は良いと思いました。それでもサイデング外壁の最大の弱点である目地はどうかと建物を細かく点検し始めると南面の目地が割れて素材も(シーリング)も無くなっています。これではと思い外壁をこすると白い粉が手にベッタリとつきます。これはチョーキングと言って塗装膜が劣化して浮いてくるからで塗装膜イコール防水膜であるので時期的には塗装の時期ではあるかと思いますが、急いで外壁塗装をヤルところまでは行っていません。出来れば目地は打ち換えが良いと思います。増し打ちと言う方法も(既存のシーリングの上に新たにシーリングをおこなう)ありますがあまりに劣化している場合はお勧めできません。今回は南面は新たに打ち換え、北面などは増し打ちでの対応も可能と判断し、その工法もあることをお伝えいたしました。増し打ちでもプライマーをしっかり入れて行わないと寿命が短くなりますのでその点を重視して判断するようにアドバイスをさせていただきました。屋根瓦はコロニアル瓦ですが反りもなく状態は良いとお伝えし、出来れば外壁塗装をするのであれば、同時で行い費用の節約に成る由もお伝えしました。

ベランダの腰板と床の腐食
ベランダの外壁が傷んできたから補修したいとの依頼です。建物は築27年経過しており、外壁とベランダもサイデング材で覆われています。ご依頼のベランダを外から見ても腐食しているのが分かります。ベランダに上り床を見ると腰壁に合板板はめくれ、床の立ち上がり部分も剥離がしています。ハンマーで叩く(打診)と乾いた音がしてこの部分にも雨水が入っていることが確認できます。この様になった原因ですが、床の防水が切れて、亀裂が入り、その部分から雨水が少しずつ侵入し、それがベランダの腰壁(外壁)にも影響して長い間に腐食してきたものとおもわれますが、もう一つ原因と思われるものはベランダの笠木(縁のトタンカバー)と手摺のシーリング劣化があげられます。普段は笠木に雨水が侵入しても逃げられる細工はされているのですが、何らかの影響(工事不良?・劣化)で内部の木部に浸透し腰板にまで影響を及ぼしたものと思われます。この場合は腰板を全面的に新規交換するか、費用を抑える場合は内部の腐食した部分の垂木(細い柱)などを交換するなどして使用できる部分は活用して費用を抑えます。当然床の防水部分もやり直す必要があります。このお宅の場合は幸いにも家の中に雨漏れはしていませんでしたが放置すれば雨漏れを起こし作業日数や費用も相当掛かる羽目になっていました。

外壁塗装・屋根塗装を火災保険で適用(申請)
外壁塗装や屋根塗装を行う場合、その損傷の原因が台風などの自然現象である場合等は火災保険を申請して保険金を受け取る方法があることは最近広く知られてきました。ですがどのような場合に適用されるか、申請できるかはあまり知られてはいないようです。申請は専門のプロに任せる方法と個人で行う方法がありますが、出来れば個人で申請したいと思っている方が多いと思います。それは申請の専門家に任せると手数料が発生するからです。それでは申請方法はと言うとまず加盟している保険会社に申請書類を送付していただくのですが、電話で理由をハッキリ伝え、申請できるか尋ねてください。その時に何時の損傷かを聞かれた場合は何時頃かをつていてください。火災保険の適用は保険の内容によりますので風害が入っていれば申請できます。その期間ですが適用期間は保険法で3年と定められていますのでその期間内であれば問題はないでしょう。申請には損傷の写真は不可欠です。それと損傷した原因を明確に出来る説明が必要です。それらは塗装する業者にお願いしても良いかと思います。通常であれば無償で写真と文言は記載していただけます。その保険は申請してから1カ月程度で支払われます。個人での保険申請はそれほど難しくはありませんので塗装業者とよく相談をされるのも良いかと思います。

この暑さを乗り切る塗料
最近の暑さは異常です。猛暑をとうり越し酷暑日の連続です。この様な状態ですから、我々職人はもとより、一般の方も陽ざしを避け屋内に籠りがちになります。
その屋内も「コロナ」と言う厄介な病気が蔓延し、換気をするなどで暑さは和らぐと言うことはエアコンがあっても変わりありません。そこで屋内、室内にいても外気の温度を少しでも落とそうと外壁塗装でも工夫が必要です。それにこたえるのが「ガイナ」と言う塗料です。これは断熱塗料と言われるだけあって塗装する事により
室内の温度を下げる効果があります。特に一般の家庭では屋根材にスレート瓦、つまりコロニアル瓦が使用されています。これが和瓦などの場合は余り効果は期待できませんがスレート瓦などの場合は室温を2~3℃も下げる効果が期待できます。この塗装も製造メーカーの指定どうりに作業をしていればの条件付きですがこの暑い時期に試してみる価値はあるかと思います。老婆心ながら塗料価格は少し高いです。
 

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誕生日:1944年3月23日
 
<1996年>
某大手塗装営業会社支店長を退職
 
外壁診断・カラーコーデネーター資格 取得
 

<1997年>現在の塗装施工会社に入社。塗装職人・塗装相談・検査員歴14年
 

信条:信頼・いつも真剣

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